アドラー心理学東京というグループ 協会ビジネスではないピアサポートグループ
アドラー心理学のグループは今やいたるところに、いろいろな特色の集まりがあります。
パセージやスマイルを中心とした、子育て中の母親が運営する育児グループが多いようですが、パセージやスマイルはアドラー心理学そのものではありません。
当グループは、パセージを中心としたものだけではなく、アドラー心理学を軸とした学習会、相談会、ピアサポートも行っております。
子育て終わりかけのおじさんがやっているもので、子育て(パセージ)の他に、アドラー心理学を軸として個々の悩みを解決するピアサポートグループといったほうがわかりやすいかもしれません。
(昔は 治療共同体とか悩み相談 学習グループと言っていましたが、ピアサポートグループというのが一番近いかもしれません)
また、多くのアドラー心理学関係の集まりは、いわゆる「協会ビジネス」であり、主催者がそれで生計を立てている集客目的のもので、悩み相談やお茶会の先に、入門 初級 中級 上級 資格取得などの かなりのお支払いポイントが待っています。
しかし、当グループは基本参加費500円 たまの講習会(カウンセリング系)5000円です。
というのも、当グループは主催者、参加者とも、生業をもつ市井の人々の集まりであり、いわゆる互助的グループ、ボランティアグループといえるでしょう。そしてその軸はアドラー心理学です。
それこそが アドラーが提唱する本当のゲマインシャフト(Gemeinschaft)的グループであると思います。こう書くとヨーロッパから学んだ啓蒙的思想のように思えますが、日本には古来より 講など、その他いろいろな名称でよばれていたものが元々あります。当グループはその方向をめざしております。
集まってくる人は、子育てや人間関係に関心がある人が、入門書である嫌われる勇気などの本を読んで、またはセミナーなどを受け、課題の分離は分かったがどうしたらいいかわからない、以下 承認欲求、目的論、全体論などを勉強し、アドラー心理学をもってお互いの悩みを解決しあってます。
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ピアサポートとは
「ピア」は英語のpeerで、仲間、対等、同輩を意味します。「サポート」は英語のsupportで援助を意味し、「仲間同士の支え合い」を表します。
近年ピアサポートという言葉を聞くことが増えてきたようです。特に当事者間でのかかわりとして、精神保健福祉領域はもとより、ガンを経験した人同志、子育てをする親同士などの意味で、ピアサポートという用語が使われはじめています。
当法人では、「若者」であったり、「親・家族」であったり、そうしたくくりでの支え合いを表し、大事にしているのは「対等な関係」です。
創設以来、専門家との間で生じる上下関係の弊害を除し、対等な立場で親身に対応することが、信頼関係を築く上で大切と考えています。
ピアサポートは何のためにするのか
ピアサポートは互いに幸せになるための活動です。アドラー心理学の創設者アルフレッド・アドラーは、幸せになるための3つの条件をあげています。私たちは、以下の3つを目指します。
自尊感情があること
他人と親密な人間関係を築けること
貢献感
ピアサポートは リカバリーの一歩を踏み出すきっかけになる。など。。
(つづく)